初めての海外(2010Australia) |
英語に関して思うこと。
ここに来てから、英語力がどうとかを話す機会があまりなかったのですが、最近自分の中で色々なことを考えるので今思っていることを記します。
まず結論(?)から言うと、現在「訓練中」という感じで、in progress、進行中です。
ちょっと意味が分からないけれど、日本にいた頃よりかはおそらく進歩はあるかと思いますさすがにね。
私にとって英語とは、と随分昔に遡ってみると、おそらく一番最初に英語に触れたのは小学校に入る前ぐらいで、全然覚えていませんが英語の何かを目にしてなんとな〜くアルファベットを見る機会がありました。
そして小学生のいつ頃からか、地元の小さな小さな英会話教室(と言っても遊ぶだけ)に通いなんとなく英語に触れていました。
よく親にバカにされるのは、クリスマスか何かのパーティでネイティヴの先生が来た時に「Thank you」ではなく「アリガート」と英語風に言ったということ。大笑いされたらしい。。。
まぁそんな感じでなんとなく中学に入る前から英単語は知っていて興味はあり、そこからちゃんとした勉強が始まるとどんどん好きになっていきました。
それでも、英語が好きな人は中高時代はまわりにたくさんいて、得意な人はたっくさんいたのですがよく考えてみると自分が本気で英語を勉強しようと思ったのはオーストラリアへ10日間だけホームステイで行ったことと、英検に挑戦したことだと思います。
実際に海外に行ってみるまでは海外というのはかなり漠然としていて、本当に「夢」でしかない所でした。
特に私はそれまで(高校生になる前の3月が初海外)日本から出たことはなく、小学校1年生からハリーポッターやその他の洋画に刺激を受けて海外はたひたすら憧れの場所でした。
そんな夢でしかない海外に行ってみてホームステイをしましたがそれが本当に良い家族で、素晴らしい経験をして「海外が好きだ」のように洗脳されて帰ってきました。
あまり詳しくは覚えていませんが、英検に関しては中学生の頃から少し挑戦して受けてみて、準2級は(たしか)中3ぐらいに取ったと思います。そして2級を高校生になって受け、その後当時は到底無理に思えた準1級に高2の終わりに挑戦してみて、何度も落ちても絶対に取ってやる、と必死になってなんとか高3のうちに取ることができました。
今思うと当時の自分には受験勉強やテスト勉強よりも英検の勉強の方が楽しかった気がします。
多分まわりの人があまりやっていなかったからかな。笑
(正直、当時は英検だけに集中していたので今受けても1級どころか準1すら受からない気がする)
まぁその英検勉強が自分にどのようにプラスになったのかは分かりませんが、そうやって英語の勉強がわりと好きだと実感できたため、大学でも絶対に英語を続けたい、英語とは無縁の生活は送りたくないと思うようになったのでその後の受験勉強のモチベーションにもなりました。
それで英検に続いてTOEICも受けてみたりして、(一般ではなく推薦ですが)受験をし、英語が思いっきり勉強できる学科に入りました。
がしかし、大学に入って数々のカルチャーショックに出会いました。
そういうところに入ったから仕方ないのですが、高校時代は一応英語は得意な方であったのに大学に来たらそれは(もちろん)当たり前。英語ができる人しかいない環境になり、アイデンティティを失いかけました。(もはや失ったのかな)まあそれはきっとまわりの人も然りだったと思いますが。
そして大きな問題が、「みんな(日本の高校でやるような)英語は読めるし、しかも話せる」ということ。
読解などができるのは当たり前で、さらに多くの人が英語がうまく話せるいわゆる「英語ペラペラ」でした。
入る前からそれは知っていたし覚悟はしていたつもりでしたが、私はそれまで英語を話すという機会が非常に少なく積極的でもなく、英検でも受験でも面接が一番緊張するという典型的な日本人でした。
なのでスピーキングは一番苦手で、嫌な部分でした。本当に嫌いだった。「言語」なのに。
英語は好きと思いつつ、話すとなるとすごく嫌になるという不思議な感じですが、そう、私は聞くのが一番好きでした(今も)。(そして読むのはあまり好きではありません)
なのでやだな〜と思いながらも、必修のクラス分けで入れられたのは8クラスあるうちの上から3番目。全ては「リスニングの試験結果だけ」で振り分けられたせい…
私はいろんな人に話しているのですが、これに絶望しもう大学生活終わったわ、とへこみましたがなんとか生き延びる方法を身につけ、クラスの大半が「ペラペラ」な環境で2年間やりきりました。
正直に言って、そういうスピーキングも上手い友人たちに囲まれたことで自分のスピーキング力は伸びたとは思いません。
むしろ萎縮して全然発言はしていませんでした。
でもそのことに関してずっとくよくよしているのももったいないので前向きに考えてみると、あのクラスで勉強したことによって得たのは、上手い英語のインプット。
まわりの子たちには感謝しています。
本当はもっと自分のスピーキング力に合ったクラスで勉強できていたら、とも思いますが、それは仕方ないのでついていこうとちゃんと努力しなかった私を悔やみます。
多分あの時本気でまわりについていこうとしていたら今頃もうちょっと違ったんだろうと思います。
そういうわけで、大学での2年半はとにかく「話す」ことから逃げて嫌いなままでいましたが、このままでは卒業できないと思い留学に来てみた結果としては、ちょっとはマシになったかと思います。
来たばかりの頃は、一人で買い物すら出来ないと思っていて、「もし迷子になったら道も聞けないよ」と思い部屋から出るのすら怖かったのですが、もう2ヶ月以上経った今はexcuse meと誰かに声をかけるのも怖くなくなりました。教授にもなにかあれば話しかけられると思います。
まぁそれぐらいスタート地点が低かったのでしょうがないですが、最近はようやく言いたいことが言えるようになってきたかなと感じ、あまり英語を話すことが怖くなくなってきました。
あと。留学に来て一番感じるのは「インプットが増えた」ということです。
まぁ英語にさらされているから当たり前なのですが、日常会話、授業などで英語を聞いたり、普段の暇な時間にも英語に関する動画を見たりしているので楽しくやっています。
あまりよくないとはわかっていますが、インプットが好きなので楽しいです。
具体的に何が好きかというと、例えば授業などで先生が話したことばが頭の中にスッと入っていく感覚。
うまく説明ができないですが、綺麗なわかりやすいことばで言ってくれると「あぁ、こういう文法で言ってるのね」のように文が頭の中に入って沁みていくのを感じます。
あと、最近一番好きなのは「帰国子女などで綺麗な英語を話す日本人有名人の英語を聞く」ことです。
ここ数年英語がうまい人たちに囲まれてきたため、「耳が肥えた」ようで(どんな分際で言ってるんだ、と自分でも思います)ちょっと話せるよというぐらいの芸能人の英語を聞いてもあまり「おっ」と思えなくなってしまいました。
よくyoutubeで「芸能人 英語」で調べて見ているのですが、その中で帰国子女でも留学経験者でも英語が特に上手(発音、文法、話し方など)な人を見るとなぜか幸せな気分になります。
女性だと長谷川潤や河北麻友子が好きで、男性だと栗原類、あとここ最近は古川雄輝が一番キテます。笑
古川雄輝は海外経験が11年(カナダ8年、アメリカ3年)ということで非常に長く、しかも帰国が大学生の頃、ということで多分私が調べて聞いていた中ではトップレベルに上手で好きな英語でした。個人的にアメリカよりイギリス英語の方が好きだけど、綺麗。
URLを貼りたいところですが貼りたくない気分でもあるので興味がある方はご自分でどうぞ。笑
発音はもちろんネイティヴ並みですが、話している内容も難しすぎることもなく、そういう綺麗な英語を聞いているとただひたすら幸せになるので、毎日たくさん動画を見ています。
(月9も見ているのですが、正直言ってこの肥えた耳からすると古川雄輝以外の英語はあまり受け入れられない…)
あとバイリンガルのyoutuberがやっているyoutubeチャンネルも面白いです、すごくタメになる。
そういうわけで、こちらでの日々では毎日のようにそういった動画を見てインプットを楽しんでいます。
そう、最近英語に関して一番強く思うことは「綺麗な英語を話せるようになりたい」です。
こちらでネイティヴや第二言語でも何不自由なく上手に話す外国人たちと出会い、発音・文法共に綺麗な英語を話したいと強く思うようになりました。
現在自分で何を話しているのか自分でもよく分からないぐらいめちゃくちゃなことを言っていることもあり、録音して聞いても絶望し、スタート地点が低かったため今は進歩しているとはいえ、ただ「なんとかコミュニケーションが取れるレベル」です。
他の人の話す英語を聞いて頭に沁みていっている時、「なんで聞いたら分かるのに自分が話す時に出てこないんだろう」と疑問が湧くのですが多分それはアウトプットが全く足りていないからでしょう。
残りの半年でもっと話す機会を増やして1ミリでも自分が理想とする英語話者に近づきたいと思います。
(ちなみに、もちろん「英語力」というのは発音・文法だけでなくコミュニケーション力やその他の力にも関係しているとは自覚していますが、それらのことは一旦置いて言語能力だけについて考えています。)
あとは、こうやってほぼ「好き」という気持ちだけで続けてきた英語の勉強によってここまで留学に来れたということに感謝しています。
日本にいても自力で英語を習得する人はたくさんいるのに、こうやって現地に来て学べる、実際に使えるというのは本当に恵まれていると思います。
文化的に色々と大変なこと、気分を害することも無いとは言い切れませんが、それでもこうやって今留学に来ているということは本当に貴重な経験ですし、なるべくこの期間を有意義に使っていきたいと思います。
遊んでばかりの日々ですが、「英語が好き」という気持ちは変わらないのでこのまま努力していきたいと思います。(ニュース読まなきゃ聞かなきゃ)
形としてわかりやすい目標は、帰国したらTOEICを久しぶりに受けてみて、900点以上、できれば満点を狙う勢いで高得点を目指したいと思います。
どうやら私が受ける頃には形式が少し実用的なものになるそうなので留学の経験が活かせるといいんだけどな。
あとは人生においていつか英検1級を取ってみたい。
もし万が一、取れたとしたらそれに伴う英語によるコミュニケーション能力も期待されると思うのでスピーキング力も鍛えないといけませんね。
まだまだまだ課題は山積みですが、終わりはない勉強なのでどっしりと構えて少しずつでも成長していきたいと思います。
P.S.
ここまで言っておいてなんですが、自分の英語力には自信はありません。今更得意だなんて言えませんし英語が話せるだなんてあんまり言えません。テストや検定での点数は真の「英語力」とは結びつかないもです。それは承知ください。ただ好きなだけ、という感じです。
THE END