2015年10月20日火曜日

Today's Class / Dinner (Jpn)

そんなに忙しかったわけでもないのに特に書くことがなくて放置していました。

昨日初めて(勇気を出して)大学のジムにあるプールとスチームサウナ・スパプールに行ってきました。
それが、とてもよかった。
プールは全部で4コースで、大したことはないのですが十分だと思います。
水は思ったより冷たくありませんでした。
唯一できるスポーツ(とは言ってもただ泳ぐことができるだけ、速くはない)と言えるであろうスイミングが久々にできて嬉しかったのですがそれと同時に文字通り数年ぶりのプールに入っても無事溺れず泳ぐことができて安心。
散々嫌だと言って小さい頃は100回ぐらい辞めたいと駄々をこねたのに続けさせて一応泳げるようにしてくれてありがとう母よ。。。
そしてずっと心配していたスクール水着のような今回のために用意した水着も、無事浮かずに済みました。


そして今日は自転車漕ぎのようなマシンでYouTubeを見ながら45分間漕ぎました。
もちろん、終わったらまぁ〜ちゃんと歩けないこと。





それはさておき、私はあまりアカデミックなことは書けないタチなのですが、だんだんとここに来てからものすごく暇な人間というイメージが広まってきていると思うので今日の授業でやった内容を記しておきたいと思います。



以前触れたか忘れましたが、現在私は日本語学科の日本文化を分析するというテーマの授業を受講しています。
教授は日本人の女性の方で、日本語が話せる日本語学科の4年生向けの授業なので日本語で行われる授業です。
なので、そうです、アイルランドに来て日本語の授業を受けています。
先生に聞かれたら日本語で返していますが、ディスカッションになると生徒は英語になるので(日本での自分たちと一緒)英語を話さないといけない機会ももちろんありますが。

というわけで、毎回日本文化の何かの側面について扱うのですが今日の授業では妖怪ウォッチについてやりました。
(妖怪ウォッチといえば、私には1年前の夏、サークルで行った地方の小学生に猛烈に妖怪ウォッチを説明され散々オロチだジバニャンだ言われて妖怪ウォッチとはなんなんだ、とノイローゼ気味になった思い出が印象的です。)


その妖怪ウォッチがテーマというのは、ただ日本のアニメ文化の紹介というわけではなくその日本文化(アニメ)をアイルランドに売り込むことはできるのか、どのようにしたら効果的か、というような内容でした。

日本のアニメを海外へ売り込む際はターゲットや言葉・文化の壁があるようです。
ポケモンやドラゴンボールは私と同年代のアイリッシュたちには馴染みがありきっと私より詳しい人も多くいるはずです。
おそらくそれらのアニメも輸入する際は苦労はあったのでしょうが、今回の妖怪ウォッチは特に「翻訳」という点において大変であろうと予想されます。

まず妖怪ウォッチの「妖怪」という言葉もあまり理解できないようです。
妖怪と言うとghostがしっくりくるようですが、アニメを見てみるとmonsterに感じるらしいです。
どうやら日本の妖怪というのは海外からしたらghostではないらしい。
多分ゲゲゲの鬼太郎もghostではないんでしょう。


そしてキャラクター名の翻訳もとても難しいようです。
ジバニャン、オロチ、ヒキコウモリ、グレるりん、ちからモチなどどれも困難な気がします。
他にもカッパなど日本でしかわからないようなものが多いのでjiba-nyan, orochiなどとしか表現できないのではないでしょうか。
翻訳を難しくさせているのは妖怪ウォッチのキャラクターの名前が例えば引きこもり+こうもりのように複数の意味を持ち日本語独自の洒落が含まれているからであると言えます。
「ひきこうもり」を理解するためには日本語と引きこもりという言葉が広く使われているという文化を知る必要があるので難しいでしょう。

アニメの第1話を見ましたが、まず主人公が妖怪ウォッチの世界(?)に足を踏み入れるのはガシャガシャをすることがきっかけです。
そしてそのガシャガシャというのも海外では馴染みがないので、説明が必要かもしれません。
(ガシャガシャという名前も日本にしかない「オノマトペ」のひとつ)


授業では、妖怪ウォッチがアイルランドで流行るために
ターゲット/売り方(宣伝の仕方)/翻訳
というテーマでディスカッションをしました。
結局そのディスカッションでは上のような問題が挙がり、あまり細かい文化的な説明がなくても話を受け入れやすい小さな子供にとってはヒットするのではないかということになりました。

また先生が言うには、日本で妖怪ウォッチが大流行した裏には親世代も笑わせてしまうような内容になっている(親世代しか分からないような数十年前のネタが使われているようなところ)ため、子供だけでなく大人も楽しめるとのことです。
たしかに、20歳の私が見てもきっと妖怪ウォッチは面白く感じると思います。


以上のように、日本文化が根底にある妖怪ウォッチを海外に輸出するためには少し努力が必要(翻訳などにおいて)だろうと私は考えました。
それでも、ポケモンなど日本のアニメは海外に本当に広く伝わっています。
日本のアニメはクリエイティブだとアイリッシュに言われました。
私はあまりアニメも漫画も見ないのですがとにかく自分が思っていた以上にそういったジャパニーズカルチャーは知れ渡っているようです。(そしてそれをソフトパワーと呼ぶ)




今日は自分でシェパーズパイを作りました。
美味しくできたけれどかなり量が多くて食後吐きそうになりました。。。



牛挽肉にみじん切りの人参玉葱(マッシュルームは省略)をトマト缶・ケチャップ・酒・醤油(ソースの代わり)・コンソメ・塩で味付けしてできたミートソースに冷凍してあったマッシュポテトを乗せ、(本来は必要のない)チーズをかけてオーブンで焼きました。
オーブンで焼く系は身体も温まって美味しいので、近いうちに自分でクリームソースを作ったりしてグラタンなんかを作りたいと思います。
かつて苦しみながら冷凍したマッシュポテトも生かされてよかったです便利。


little talks/ Of monster and men
毎日20回ずつぐらい聞いて歌っている。
アイスランドのバンドらしい。
どのMVにも歌詞ビデオがあったりしてアーティスティックでよい。


さすがにジムなんて行ってしまうととても眠い。



THE END

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