写真は下の方にあります。
前に書いたかどうかはわからないのですが、Before Sunriseという映画が私の中でトップレベルにお気に入りです。
ストーリーは、ブダペストからウィーンへ行く電車の中で出会った男女(アメリカ人男性とフランス人女性)が意気投合し、ウィーンで一晩語り明かすというもの。
恋愛ものですが、彼らが話す内容は 生まれ変わりって信じる?ということや本気で人を愛したことはある?やその他哲学的なことがたくさん。
今時な考え方で言うと「ワンナイトラブ」って感じですが、さすがにもっとロマンチック。笑
半年後にウィーンで再会することを誓った二人ですがその後どうなるのか、続きはBefore Sunsetで、またその続きはBefore Midnight、と三部作になっています。
面白いところが、Sunrise,Sunset,Midnightと話の中の設定も、実際の公開もすべて9年おきになっているところ。なので1995年に公開されたサンライズから、18年経った2013年にミッドナイトが公開されました。
この映画を見るきっかけになったのが、たしか元々チェックしていたけれど、1回だけお試しでやってみたSkypeのオンライン英会話のフィリピン人の先生?と映画の話になって、これ見たことある?面白いよ、と言われたことだったと思います。
それから一度もレッスンは受けていませんが笑、今思えばその人のおかげで素敵な映画に巡り会えたと思いますありがとう!
ロマンスでありながら映画では会話だけでほとんど大きな出来事がないので好き嫌いが分かれそうですが、私個人としてはとっても好きな映画です。
セリーヌ(ヒロイン)は女性として自立しているし(2、3作目を見るとさらにそう感じる。Independentという感じ)はっきりとした意見を持っている。とても知的で頭の回転が速い。
でもちゃっかり「女」である利点を生かしている感じがしてあざとい。笑
ジェシー(ヒーロー?男性)はザ・アメリカンという感じ。
2、3作目は特にその懐の深さが明らかになっていて、少年の心も持ち合わせていて魅力的。
無茶なことをすることもありますが、これがなければすべて始まらなかった。
ほとんどこの二人の会話だけの映画だけですが、1時間半ずっと聞いていても飽きない。
1を見たら2、3もぜひ見ることをおすすめします。
はい、ではやっとですが本題です。
先日オーストリアのウィーンへ旅行に行ってきました。
その中で時間に余裕があったので映画の中で使われた場所をできる限り見てきました!
ネットに日本人でロケ地巡りをした人の記事も結構見つけられたのでわかりやすく、とても行きやすかったです。
なのでそれぞれの場所はそういった記事を見るととってもわかりやすいと思います。

まずKLEINES CAFE(右手のみどりの)
これだけだとあまりわからないですが、夜に占い師に手相を見てもらったカフェ。
映画ではテラスですが日中はテラス席はなし。
ここでブランチを食べましたが、中もかわいかったです!

次は国立歌劇場の前。
(ちなみにこの国立歌劇場の前はオペラ・コンサートのチケットを売る人がとっっても多い!インチキな人は多分いないですが、とにかくチケットを売りつけられます。そして日本人とわかると彼らは「アイシテマス」と声をかけてきます。感じはいいんだけど。多分ちょっと余裕のある音楽好きの日本人中年女性がよく来るんだと予想。)

夜にふたりがここにいましたね、このポイントはたしかアルベルティーナ?とかいう博物館のところから見えます。

わたくし
ジェシーみたいに手すりに座ることなんてできません、怖すぎる
ちなみに、1回目の時は気づかなかったのですが笑、映画の中で朝二人が寝ていた場所もここらしいです。再び行きました

これが

ここ。案外小さいところ。
次になかなかお気に入りのレコードショップのシーン


このシーンとても好きです。
ずーっと話していたのにレコードショップに立ち寄って試聴室で聞くシーンだけ沈黙が流れる。そしてお互いのことを見るけど目線は合わない。
後からセリーヌが"I like to feel his eyes on me when I look away"のようなことを言っています。
ここ好きだな!
ということでこのレコードショップへ行ってきたのですが、残念ながらこの試聴室はなかったのです。
とりあえずお店に入ってうろうろしていたら、店員の人が分かったようで「映画を見てここへ来たの?」と声をかけてくれました。(ほかのお客さんは一般客だった)
それで試聴室は映画だけなのよ、的なことを言っていました(聞き間違いかもしれないけど)
でも映画ファンということでシーンの中で流れたレコードを持った写真を撮ってくれました。
そしてこのレコードショップのわりと近くにあったのがこれまたお気に入りシーンのカフェ。

Cafe Sperl

(自分用に撮っただけなので写真の雑さが、、、笑)

そう、この有名な電話のシーン。
少し説明すると、カフェでセリーヌが「ちょっとフランスにいる友達に電話してもいい?」と言ってジェシーが許可すると、「プルルル…」とバーチャルの電話をジェシー相手にするのです。
セリーヌ「ごめん、ランチに行けそうにないわ」
ジェシー(友達を装って)「どうして?」
セリーヌ「電車の中で知り合った人といまウィーンにいるの」
ジェシー「気でも狂った?」
…
この「電話」で自分は電車の中ではじめからジェシーに気があってわざとそうなるようにした、ということや実は私のことを恐れている気がする、彼はとってもチャーミングで好き、という本音をジェシーに話します。
この手法がとっても好き!(私はしないけど笑)あざとい!
そしてこの後ジェシーも無事「アメリカ人の友達」に「電話」してこの後二人はさらに距離を縮めます。
ちなみに雑談をすると、このカフェに行った時に私と友達はもちろんふたりと同じソファ席に座りたかったのですが、あいにく満員だったので席は選べず。
地元民と少し観光客(映画を意識しているかはわからない)で賑わっていました。
そして映画の中で行っていた遊園地

プラーター公園とかいうところです。
たしかに映画のように、観覧車はひとつの部屋が大きくて大人数で入るようになっている感じ。
行ったのは夜だったのでもう閉園していましたが笑、なんとなく映画の中のガヤガヤした雰囲気は想像できました。
これぐらいです。
映画で、はじめに「なにかいいところ知らない?」と男性二人組に声をかけるシーンの緑の橋も、行きましたがその時はもう夜で写真はうまく撮れず、トイレに行きたくて急いでいたので(笑)写真はありません。
ふたりがひたすら歩いたウィーンの街並みも、ふたりの足跡を辿るなんてことはしませんでしたが、どこも絵になる素敵なところでした。
かわいいカフェがたくさんあるし。
趣味は映画鑑賞とその舞台に行くことです、なんて言えるようになりたいです。
けどとりあえずこうやってお気に入りの映画のロケ地を回れたということはヨーロッパ留学ができたことの大きな利点だと思います。幸せ!
THE END
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