先日、去年のスケジュール帳を開くことがあったのでふと色々見てみると、この数ヶ月で生活ががらっと一変したんだなと思いました。
留学の間は、自分の時間がいっぱい取れるよとたくさんの先輩から聞いていたので、元々のんびりした時間が過ごせるんだろうなと思っていました。
ただ、このスローライフに慣れてしまうともうかつての生活に戻れないのではないかと心配になります。
留学へ来て早4ヶ月、折り返し地点にきているのでここで再び振り返ってみて、英語や文化の面だけでなく、留学生活でいいことと、前の方がよかったこと。
留学に来てよかったこと
- 時間がある
これは、ウィークポイントというか自分にとってあまり良くないところにも繋がるのですが、とにかく時間がたくさんあります。
かつての通学時間(1日3時間)、アルバイト(週4〜5ぐらい)、知人との交際時間、サークル、自分の趣味、と日本にいた時は毎日忙しく過ごしていました。
通学中はネットを見たりゲームをしたり、授業中は眠くて寝てしまったり、満員電車に揉まれるのが嫌で早起きをして座れるように頑張ったり、毎日せかせかとした日々を過ごしていました。
そして毎日たくさんの人と出会って色んな話をして。一人でぼーっと考え事をする時間はそこまで多くなかったと思います。
しかし、何度も言っているように、ここでは寮生活で通学時間は10分以内、アルバイトはない、サークルも自分は時間は拘束されない、週に何度も友達とご飯に行くようなこともしない、という感じで、家事はあり、買い物も往復40分ぐらい歩いてスーパーへ行っていますがそれでもかなりの時間があります。
あと、忘れてはならないのが授業数が日本にいた時と比べて断然少ない。
毎日1つか2つしか授業はないし、それぞれたくさん課題があるわけではない。(これは行く学校によると思いますが)
私個人的にはちゃんと課題をこつこつやっていれば、授業だけで言ったら勉強面は全然つらくないと思います。(しかし私はこつこつやらなかったため最後にレポート作成に追い込まれました)
このように非常に時間があるので、なんでもできます。
まわりの留学している(日本人の)友達の多くや、私は結構ネットでドラマや映画を見て時間を過ごすことが多いです。いいことなのか悪いことなのか…
そういうことが好きなので幸せの限りなのですが、あまりに非生産的すぎてこの頃不安になっています。
日本にいる友達たちは一生懸命に就活のことをやったり自分の将来のために動いているのに私は暇を潰すために完全に娯楽に走っている。
まぁいい方に考えれば、この有り余った時間をもっと効果的に使えるようになるという試練なのかなと思います。
なので、今後ちゃんと気持ちを引き締められたらしっかり時間をかけて自分は何を将来したいのかを考えられると思います。というか必ずそういうことをしなければならない…
- 生活が切羽詰まっていないので、身体を壊しにくい
日本にいた時はもちろん睡眠時間は(自分的には)少なく、毎日5時間ぐらいしか寝ていなかったと思います、もちろん運動なんてせず笑
しかしこちらでは努力すれば12時に寝て7時に起きるなんてことも可能(しないけど)。
朝ごはんを5分でかきこむこともしないし、あぶらっこいものばかりを食べおいしくないチューハイを飲む、なんてこともしないので食生活もわりと整っています。
が、しかし、おそらくこちらに来てから胃がすごく調子が悪いです。(身体壊してるじゃん、っていう笑)
元々ストレスですぐ胃にくるタイプでしたがここ最近毎日悩まされています。(そんなにストレス感じていないはずなんだけど)
まぁそれは誰かに話してどうにかなるものではないので詳しく書きませんが、とりあえず風邪・熱にはならなくなりました。
ということで、お腹以外は至って健康。(あと4ヶ月あるけど帰ったら病院行きます〜〜)
- インターネットの発達を身にしみて感じる
こちらに来てSNSやニュースを見たりして、これほどネットが便利だと思ったことは今までなかなかありませんでした。
よく思うのですが、10年前に留学をしていたら確実に友達や日本での生活が恋しくなっていたと思います。
今は一瞬で日本と連絡が取れるし、ビデオ電話もすぐできるしニュースもすぐ入ってくるし。
ある意味世界って狭いんだなと感じます。
世界は小さいし近い。
なにかあればすぐ友達に話せるし逆に日本の情報もすぐ入ってくる。
(さらに、ここからだったらヨーロッパ内の外国への飛行機のチケットはネットですーぐ取れる、ホテルも全てネットで探せる!)
でも、こうやってますます便利になってきて、いいこともあるけど昔の方がよかったこともあるんじゃないかと思うこともあります。
せっかく留学へ来ているのに、オフのとき(学校生活以外)に日本の友達とずっと連絡をとって、日本のニュースを見て、としていたら来た意味のうち半分ぐらいがなくなってしまうのでは、と。
もちろんそれは自分でなんとか調節すればいいという話ですが、あまりに便利すぎて「自分への試練」度が自然と低くなっている気がしてしょうがないです。
でも、こうやって日本とのつながりが身近にある状態でなくても、努力して今のように快適な生活ができているかと言われればyesと言えないので仕方ないのですが。
とにかく今のように気軽に連絡・つながりができる前に留学をしていた人のことをさらに尊敬しています。
- 行動範囲が広がった
これもまぁ言うまでもないですが、自分の中の世界がとても広がりました。
自分のアイデンティティーの源として「日本」しかなかった前と比べて、今は「アイルランド」「ヨーロッパ」が少しぐらい入ってきました。
海外に対して苦手意識しかなかった昔と比べて、今は抵抗がほとんどないし、今までなんでそんなに怖かったんだろう(今でもまだ怖いですけど)と思うようになりました。
日本に住んでいたら仕方ないとは思いますが、昔はヨーロッパの国といったら遠くてよく分からないところにある綺麗なところ、ぐらいのイメージしかなかったのに、今では「◯◯行きたいな〜どれぐらい(金額)で行けるのかな、週末で行ける?」のように言えるほど身近に感じています。
留学前はそういうことがしたくて絶対ヨーロッパがいいなと思っていましたが、実際その選択はよかったと自負しています。
まぁそれはヨーロッパに限らず、アメリカ、アジアなど他のところでも当てはまることではありますが、自分にとっての外国が身近に感じられるようになって人生において貴重で大切な経験をしているのだと日々感じています。
こういうことって「留学体験記」やら何やらで留学している人がみんな口を揃えていうこと、という感じがありますが、やはり来てみるとそう感じます。
なにせ自分でもとても保守的・閉鎖的な性格であるのでおそらく人以上にそういうことを強く感じるのだろうと思います。
日本にいたときの方がよかったこと
- 休みの日のありがたさがない
なにせ毎日休みのようなものだから(実際に、現在冬休み中)。
今の生活だと、自分の好きなことを好きな時間にしても誰も文句は言わないので何も予定がない日、というのがそこまで嬉しくありません。
日本にいた時はそうやってゆっくりできる日がとっっっても楽しみで大きな幸せを感じていたのに…
今は毎週末がそんな日なので「あぁ今日はなにをしようか…」と悩むことが多いです。人と会える日の方が楽しみぐらい。
- 生活に生産性がない
最近の大きな悩みです。
なにも生み出せない。笑
日本にいた時はまだバイトをして必要とされたり、サークルやら何やらでも仕事があれば存在価値を感じられていましたが、今はそんなことがほとんどありません。
自分が勉強したければすればいいし、しなくても誰も文句を言わない。
よく思うのが、留学は自己投資、というか自分を豊かにするためのものでもあるということで、正直留学をするメリットはほとんど自分に対してしかないと思います。
誰だって、誰かにお願い留学して、と言われてしているわけでもないし誰かのためにしているわけでもない。自分のため。
私が何を勉強したって、そのことで得をする人は誰もいない。(と思う)
例えば働いていれば、自分がお金を貰えたりスキルが身につくということだけではなく、接客であればお客様へ商品とサービスを提供できる。ということで、自分が成長できるだけではなく他人にもメリットがある、と感じます。
働くだけでなく、他のことでリーダー業をしたりなにか自分のためだけでなく他の人のためにもできることであれば、私は自分のためだけでなくやりがいを感じることができます。
でも勉強するということは自分のためだけであって、誰かのためにやっているわけではありません。自分のため。
もちろん、そうやって得たものを働いて社会に貢献し返すことが大切であるしそれが勉強の目的であるとは思いますが、どうしても自分のために勉強する、というようなことにいまだに慣れないでいます。(学生何年目だよ、と自分でも思う)
だからこうやって少しでも自分のためだけの1年間にならないように発信しているわけなのですが、なかなか奮闘中であります。
常に生産的な生活がしたい、と思うのですがどうしたらいいのでしょうかね。
ちょっと迷走していますが、とにかく今できることは、今できることを全うしてそこから最大限吸収する、ということだと思います。
2月から始まる2学期は1学期よりも授業数を増やしてみて、他の活動にも積極的に参加したいと思います。
なんだかこうしてみて感じたのは、もし日本へ帰ってから大学生活を1年延ばした場合、この悩みがさらに大きくなりそう…
はやく就活を終えてそのまま卒業できるように頑張らなければならないかもしれない…
そのためにはスペックを高めて帰らなければ…
なんとなく思考がすっきりしました。
※あくまで一個人の意見なので適当に流してください。
THE END